IMPACTプロジェクトがJAXA-SMASH 輸送・超小型衛星ミッション拡充プログラム（衛星開発フェーズ）に採択されました

JAXA-SMASH 輸送・超小型衛星ミッション拡充プログラム（衛星開発フェーズ）に，当研究室が推進するIMPACTプロジェクトが採択されました．

IMPACT（Investigation of ducting Magnetospheric Plasma wave ACTivity）は，W6Uサイズ（約10 cm×22 cm×36 cm）のキューブサットによる観測を主軸とした太陽地球系科学ミッションで，太陽活動をきっかけとして起こる地球周辺の宇宙環境変動を，電波とプラズマの観測によって明らかにします．当研究室が推進する同プロジェクトは，2023年12月よりJAXA-SMASH 輸送・超小型衛星ミッション拡充プログラム（フィージビリティ・スタディ・フェーズ）のテーマとして技術成立性の検討が進められてきました．その後JAXA及びステアリングボード(外部有識者を含む)による衛星開発フェーズへの移行審査が行われ，2025年2月28日に正式に移行が認められました．

「IMPACTプロジェクト」は，笠原教授・松田准教授が所属する金沢大学理工研究域 先端宇宙理工学研究センターを中心として，JAXA宇宙科学研究所・東北大学・京都大学・名古屋大学・九州工業大学・情報通信研究機構が連携して進められます．超小型衛星の設計は各機関の強みを結集して行い，最終的な製作は当研究室をはじめとする金沢大学の学生が中心となって実施します．

IMPACTの詳しい解説は，金沢大学理工研究域 先端宇宙理工学研究センターのWebページをご覧ください．

各機関によるプレスリリース
金沢大学，東北大学，東北大学大学院理学研究科・理学部，東京大学